男性育休がもたらす恩恵とアメリカ人男性の育休の状況について(ニューヨークタイムズの記事を参考に書きます)


昨今の日本では男性の育児休業が注目を集めています

 

育休を取ると、どんな良いこと(または悪いこと)があるのか?

 

それが気になる方へ、今回はアメリカの新聞記事を参考に考察していきたいと思います

 

■もくじ

1.はじめに

2.記事内容

3.まとめ

 

■1.はじめに

 

この記事を書いている私は、およそ11か月間の育児休業を取得した30代一般男性です

 

育休を取ってみて、もっと男性育休が広まればよいと思いました

 

ということで今回はニューヨークタイムズのとある記事”Paternity Leave Has Long-Lasting Benefits. So Why Don’t More American Men Take It?“の一部を翻訳してみました 

 

記事全体の4割程度の量です

 

次の項目にてその翻訳部分を載せます

 

■2.記事内容

 

オハイオ州立大学の社会学教授のクリス先生とボール州立大学の社会学教授のリチャード先生の2人が共著した論文には、数千ものアメリカの家族を長年調査した分析結果がある。その論文が示すのは、男性の育児休業がもたらす恩恵である。それはその父親と子ども間の長く続く良好な関係にとどまらず、夫婦間の良好な関係、または祖父祖母同士の良好な関係にまで影響を及ぼすということである。

 

2019年に発表された最近の論文で、2週間以上育児休業を取得した父親の子どもは、育児休業を取得しなかった父親の子どもよりも、より父親に対して愛着を抱いていることが報告された。これは9歳の子どもたちからの報告でわかったことである。またたとえ短期間の育児休業であっても、子どもの就学年齢である6歳頃までの離婚リスクがかなり低く抑えられたままであることがわかった。

 

リチャード先生は言う。「父親の育児休業に伴う恩恵は、子どもが生まれた年やその次の年だけのものではないということは朗報である。それはもっと長く続くようだ。」 アメリカの家族についてのこの新たな発見は、主に父親の育児休業がもっと一般的なヨーロッパでの早期の研究調査を基にしている。そのヨーロッパでの研究調査でわかっていたことは2つあり、1つは、育休を取った父親は、長期的にみても、親としての自覚が深く育児に注力しがちであるということである。もう1つは家事についても妻と公平に分担する傾向があるということだ。 最近のスウェーデンの研究によると、子どもの誕生後1年間、父親が有給育児休業を取得できた家庭の母親は、そうでない母親よりも抗不安薬や抗生物質などの医療に頼る必要がないことがわかった。

 

母親同様に父親の育児休業には多くの恩恵があることが、研究からますますわかってきている。しかしアメリカでの男性の育児休業の広まりはいまだあまり見られない。米金融大手のJPモルガンチェースを相手に男女平等の育児休業を訴えた男性社員たちが和解金を勝ち取った等のニュースがあったにもかかわらず、である。

 

男性の育児休業を推進しようとする世論は日に日に大きくなっている。2016年のある研究によると、アメリカ人のほぼ7割の人が、晴れて父親になった人に対して、何らかの形で支援をしていることがわかった。迅速な文化的変遷の兆候があるのだ。しかし2014年、ニューヨークメッツ所属の2塁手、ダニエル・マーフィーは息子の誕生時に3日間しか休みを取らず批判を浴びた。一方で、その4年後の2018年、バスケット選手のドウェインは娘の誕生のために6試合を欠場したとき、惜しみない応援を受けた。それでもなお、最近の調査が示すことは、子どもの誕生に際してほとんどのアメリカの男性は休みを取るが、ほとんどがたったの数日しか取らないということである。

 

■3.まとめ

 

いかがでしたが

 

男性育休のメリットがお分かりいただけたでしょうか

 

育休を経験した私にとっては、喜ばしい内容でした

 

確かに家事は公平に頑張ることを意識していますし、幸い今のところ妻とは険悪な関係ではありません

 

もちろん時折意見の食い違いはありますがね

 

とにかく育休を考えている方にとって、この記事が少しでも励みになればうれしいです

 

ありがとうございました